杉浦悠太のプロ初Vに両親も感動 父・博倫さん「頑張ったな」 母・友美さん「優勝できてうれしく思う」


優勝杯と文部科学大臣杯を前に笑顔を見せる杉浦悠太 (カメラ・馬場 秀則)

優勝杯と文部科学大臣杯を前に笑顔を見せる杉浦悠太 (カメラ・馬場 秀則)

◆報知新聞社後援 男子プロゴルフツアー 今季メジャー第2戦 日本プロ選手権 最終日(7日、岐阜・富士C可児C志野C=7201ヤード、パー72)

 2打差の単独首位から出た杉浦悠太(フリー)が3バーディー、3ボギーの72で回り、通算18アンダーで逃げ切り、プロ初優勝となるメジャー初制覇&通算2勝目を飾った。最終日最終組はアマチュア時代に優勝した昨年ダンロップフェニックス以来、2回目。プロ転向後としては初めてだった。

 詳細なデータの残る1985年以降では、2009年の池田勇太以来、日本人2人目(外国人を含めれば5人目)の大会初出場Vを達成。プロ転向後12試合目での本大会制覇も85年以降では、池田の16試合目を抜いて最速となった。初日から首位を譲らない完全優勝での大会制覇は、1973年のツアー制施行後では昨年の平田憲聖に続き9人目(10例目)となった。

 会場には杉浦の両親が応援に駆けつけた。父・博倫(ひろみち)さんは2打リードで迎えた18番のボギーを見て「どこまで試合を盛り上げるんだ」と笑ったが、プロ初優勝に「頑張ったな」と目を細めた。母・友美さんは、アマVを達成した際はコースに来ることができず、優勝を見届けるのは今回が初。「本当にドキドキしましたけど、優勝できてうれしく思います。感動しました」と笑みを浮かべた。高校から実家を離れて寮生活を送った愛息に「大学(日大)でキャプテンを務めて、何でも自分で考えてやるようになった」と成長を実感していた。

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