【パリ五輪】男子ゴルフの松山英樹、中島啓太が公式会見「楽しみな一週間になると思う」と松山


 パリ五輪男子ゴルフ日本代表の松山英樹(32)=LEXUS=、中島啓太(24)=フリー=が29日、現地で公式会見に臨んだ。男子ゴルフは8月1日から4日間、ル・ゴルフ・ナショナルで行われる。

 松山は21年の東京大会でプレーオフの末に敗れ、4位でメダルを逃した。「3年前、プレーオフで負けてしまいメダルを取れなかった悔しさは今でも覚えている。その後3年間、けがもあったが、またこの場所に戻ってこられてうれしい。前回以上の結果を出せるように頑張りたい」と意気込みを語った。

 コースの印象を「難しい」とし、「フェアウェーが狭く、ティーショットをミスすると、セカンドショットがタフなアングルになったりする。その分、ショートゲームが大事になる」と分析。「自分がベストコンディションに持っていければ、チャンスはかなり高くなると思うので、そこに向けて調整するだけ」と見据えた。全英オープン(66位)後はロンドンで調整し、「今の状態はすごく良いと思うので、楽しみな一週間になると思う」と語った。

 一方の中島は「2015年から8年間、ナショナルチーム(アマ代表)で日本代表のユニホームを着用させてもらい、その後プロに転向して、もう一度(ジャパンの)ユニホームを着て試合したいと思っていた。この代表に選ばれたことはかなりうれしい。自覚をもってプレーしていきたい」と表情を引き締めた。

 日体大出身で、ともに同じ大学出身の柔道・阿部一二三、詩のきょうだいの戦いに注目していたと明かした中島は「阿部詩選手が残念ながら2回戦で負けてしまったけど、きょうだいの力でお兄ちゃん(一二三)が金メダルを取ったことは感動しました」と、刺激を受けた様子だった。

最新のカテゴリー記事