パリ五輪男子ゴルフで、日本男子初の表彰台となる銅メダルを獲得した松山英樹(32)=LEXUS=が五輪後に英国で窃盗被害を受けていたことが14日、明らかになった。関係者によると、スタッフとともに米国に移動する際にロンドンを経由し、被害に遭ったという。
松山は財布を、早藤将太キャディー(30)と黒宮幹仁コーチ(33)はパスポートを盗まれ、松山が出場する15日開幕のプレーオフシリーズ初戦、フェデックス・セントジュード選手権(米テネシー州)にコーチとキャディーは同行できなくなった。急きょ、久常涼(21)=SBSホールディングス=の帯同キャディーの田渕大賀氏がバッグを担ぐという。同シリーズは、最終戦のツアー選手権(8月29日開幕)まで3試合を行い、年間ポイントランクで8位につける松山は日本人初の年間王者を目指している。最悪の場合、エースキャディーとコーチ不在で最終戦まで戦う可能性も出てきた。