賞金ランク2位・金谷拓実 初の賞金王へ「自分のプレーで状況は変えられる」 21年大会の雪辱へ


練習ラウンドで調整した金谷拓実(カメラ・今西 淳)

練習ラウンドで調整した金谷拓実(カメラ・今西 淳)

◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 指定練習日(26日、東京よみうりCC=7002ヤード、パー70)

 賞金ランク2位の金谷拓実(Yogibo)がインコース9ホールを回り、調整した。ランク首位の平田憲聖とは約289万円差。逆転で初の賞金王を目指し、今季最終戦へ挑む。「自分のプレーで状況は変えられる。去年も優勝を逃して悔しい思いをしたので、自分らしいプレーを貫ければ」と意気込んだ。

 大会は4度目の出場。この日回っての印象は「今年もグリーンのコンディションはすばらしい。グリーンのアンジュレーションが強くて、パッティングが難しくなる。対応してプレーしていきたい」と話した。改修された6番パー5はまだ回っておらず、27日のプロアマ戦でチェックする。これまでは5、3、2位と好相性。右肩上がりに順位を上げており、残すは優勝のみ。「嫌なこと聞きますね」と笑ったが、頂点を目指す。

 21年大会も賞金王の可能性を残していた。ランク3位で迎えたが、賞金ランク順に組まれるペアリングの緊張感もあり、初日は71の21位と出遅れた。その後は巻き返したものの3位に終わり、約780万円差で戴冠(たいかん)を逃した。「3年前は優勝しないと厳しい状態だったので、結果にとらわれてなかなか良いプレーができなかった。今回はリベンジしたい」と燃えている。自身初のキングへ向け、72ホールを戦い抜く。

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