練習ラウンドで調整した岩田寛（カメラ・今西 淳）
◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 日本シリーズＪＴカップ 指定練習日（２６日、東京よみうりＣＣ＝７００２ヤード、パー７０）
前週のカシオワールドオープンで優勝し、賞金ランク４位の岩田寛（フリー）がインコース９ホールを回り、調整した。前週の優勝後は祝福メッセージも多く届き、親交のある元賞金王の谷口徹からも「おめでとう」と連絡が来た。その際、「キングになれよ」と賞金王の可能性が残る最終戦へのエールも届いたという。生涯獲得賞金２５位以内の資格で、来季の出場を熟考している谷口へは「使ってくださいと言ったら、無視ですね」と“ヒロシ節”で笑いを誘った。
日本シリーズは８回出場し、トップ５入りが半分の４度。この日のラウンド後はショット、パットともに納得いかない様子を見せ、調整に向かった。４３歳３０５日での初戴冠（たいかん）なら、１２年の藤田寛之の４３歳１６９日を抜き史上最年長となる。「藤田さんも４０代に入ってからいっぱい勝っているので、尊敬する一人」と自身のように不惑を過ぎて飛躍した先輩への思いを語った。普段通り、目標は決めずに初日を迎えるという岩田。２週連続Ｖで快挙を目指す。