米女子ゴルフツアーの今季開幕戦、ヒルトングランドバケーションズ・チャンピオンズは30日(日本時間同日夜)、フロリダ州レークノナ・クラブ(6624ヤード・パー72)で開幕する。過去2年間のツアー勝者だけの大会。日本勢は古江彩佳(富士通)、笹生優花(アース製薬)、竹田麗央(ヤマエグループHD)が会場で最終調整した。
昨年の国内女子ツアーで8勝を挙げ、初の年間女王に輝いた竹田は今季から米ツアーに本格参戦。昨季の日米共催TOTOジャパンクラシックで優勝し、出場権を得た。開幕前日の29日には練習場でショットをしっかり調整し、アプローチとパットを丁寧に確認。「すごく楽しみな気持ちと、どんな感じだろうというちょっとした不安もある」と心境を語った。
フロリダに入る前にはハワイで合宿を行い「ショートゲームなどをメインに練習できたので、それが試合で出せれば」。今オフには海外でプレーしている日本人選手と会う機会があり「ちょっとしたアドバイスをいただけたのですごく心強い」とかみしめた。
本格参戦1年目に向けて「毎試合毎試合、いろいろなところでプレーができると思うのでしっかりいろいろなコースで自分のベストを尽くして自分のゴルフが出せたら」と抱負。今季の目標の1つに、日本人史上3人目となる新人賞を掲げた。「1年間頑張った結果だと思う。目指したい」。1990年の小林浩美、昨年の西郷真央に続く日本人3人目となるタイトルを見据えた。
今大会は竹田、昨季のエビアン選手権を制した古江、2度目の全米女子オープン優勝を飾った笹生の日本勢3人が出場。各界の著名人と同組で回るプロアマ形式で行われ、4日間72ホールで競われる。