ミズノは5日、新アイアン「Mizuno Pro S―3」を3月7日に発売すると発表した。ツアープロからのフィードバックを基に、ハーフキャビティ構造ながらマッスルバック構造に近づけた心地良い“打感”と、ツアープロが求める“抜けの良さ”を追求。新たに「Mizuno Pro S」アイアンシリーズを展開する。併せて新ウェッジ2種類の発売も発表された。
この日、都内で発表会が行われ、ミズノブランドアンバサダーの小林正則、小鯛竜也、杉浦悠太(いずれもフリー)が登壇した。小林は「心地いい打感という言葉がぴったり。無駄に手に衝撃がこない感じ」と絶賛。小鯛も「寒い時期でもいい打感を感じられる。シーズン開幕するともっといい打感なんだろうなと感じる。今までの中ではシーズン中かなというくらい気持ちいい打感」と「打感の頂へ」というテーマを実感していた。
杉浦は1月に参戦した米ツアー、ソニー・オープン(米ハワイ州)で早くも実戦投入。「いい打感で打てて、打つ度にテンションが上がった。いい打感で打ててピンに寄るとテンション上がる。芯に当たった時の打感はすごくいい」とやはり打感が気に入った様子だった。
予選落ちに終わったものの、初の米国でのプレーに「日本と全然違うコースコンディションの中で、僕が全然うまくいかないラフからうまく打っている選手がいっぱいいた」と大きな刺激を受けた。昨年は日本開催のZOZOチャンピオンシップで米ツアーデビュー。日本勢最高の6位に入った時とは、雰囲気が大きく違ったという。「日本だったので、日本人も多いし日本語で話せた。(ソニーは)海外でゴルフしてる感覚だった。米ツアーに参戦したい思いも強くなった」。ハワイには約2週間滞在�\x97、山上りやサーフィン、スカイダイビングなどリフレッシュしたという。
本格参戦2年目となる今季は戴冠(たいかん)を目指し戦う。「優勝して賞金王になりたい。1年通して常に上位で争えるような安定感のあるゴルフがしたいと意気込んだ。昨年は右肘を痛め18試合出場(1試合棄権)にとどまった。肘は万全となり、今季は全試合出場を予定。2023年にはツアー史上7人目のアマチュア優勝を達成した期待のホープが、男子ゴルフ界の頂へ挑む。