岩井千怜「回り切れてよかった」 開幕前に救急車で搬送されていた 意地の3位フィニッシュ


通算3アンダーの3位で大会を終えた岩井千怜(カメラ・今西 淳)

通算3アンダーの3位で大会を終えた岩井千怜(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー Vポイント×SMBCレディス 最終日(23日、千葉・紫CCすみれC=6668ヤード、パー72)

 15位で出た岩井千怜(ホンダ)が1イーグル、4バーディー、2ボギーの69で回り、通算3アンダーで3位に入った。「ちょっとずつスイングも戻ってきたなっていう感覚があった。とりあえず今は回り切れてよかったなっていう感じ」と安堵(あんど)。12番パー5では、残り231ヤードの第2打を5番ウッドで10メートル強に運び、沈めてギャラリーを沸かせた。

 開幕戦からの2戦連続優勝が懸かった一戦で、初日は74で44位と出遅れた。開幕4日前、救急車で搬送されていたことが明らかになった。「熱も出て、手もしびれてけいれんした。過呼吸にもなっししまって。なんかやばいかもって、すごく焦った自分がいた」

 胃腸炎と診断され、入院も選択肢の一つだった。出場が危ぶまれたなかでの、上位フィニッシュだった。「出られてよかった。今日はいいプレーができて、ちょっとホッとしている。やっとスイングができてきたていうことが自分の中で今一番うれしい」。体調を整え、次週のフォード選手権(27~30日、アリゾナ州)へ調子を上げていく。

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