吉田優利「すごい差があり、気持ち悪い感じ…。昨日はSNSを見なかった」 2位に9打差、2年ぶり4勝目


通算13アンダーで優勝した吉田優利(中)は、渋野日向子(左)、妹の吉田鈴とVサインで写真に納まった(カメラ・今西 淳)

通算13アンダーで優勝した吉田優利(中)は、渋野日向子(左)、妹の吉田鈴とVサインで写真に納まった(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー Vポイント×SMBCレディス 最終日(23日、千葉・紫CCすみれC=6668ヤード、パー72)

 2位に8打差をつけて単独首位でスタートした吉田優利(エプソン)が4バーディー、1ボギー、1ダブルボギーで1アンダーの71で回り、通算13アンダーで23年5月のワールドレディスサロンパスカップ以来となる4勝目を挙げた。優勝賞金は1800万円。

 吉田は1番、2番で2連続バーディー発進。3番でボギーをたたいたが、距離が長くグリーンも速い難コースでパーを重ね、前半9ホールで通算13アンダーで2位との差を9打に広げた。後半は13番、14番と連続バーディー。16番でダブルボギーをたたいたが、2位の菅楓華(ニトリ)に9打差をつけて優勝した。

 吉田は優勝を決めると満面の笑顔を見せ、グリーン脇で妹の吉田鈴(大東建託)らとハグ。「私にとって特別な大会でした。地元・千葉県で開催され、ホステスプロとしてどういう風にプレーができるか少し不安な部分がありましたが、最高な形で結果として恩返しできた」と喜びを語った。

 優勝会見では「今日はちょっと緊張していて、いつもと違う気持ち悪い感じで、(2位と)すごい差があるので。昨日SNSを開いたら全部『吉田優利』であふれてて、『吉田優利が勝つ』『これは負けない』というのが多くて、それを目にしてしまった。最終ラウンドにすごいフォーカスを当てたかったけど、それは自分にとって雑念だなと思い、昨日はSNSはあまり見なかった」と明かした。

 日本女子ツアーでの最多差優勝は、1996年の伊藤園レディスでローラ・デービース(英国)がマークした15打差。この記録には及ばなかったが、堂々のぶっちぎり優勝を飾った。

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