渋野日向子は6位「久しぶりに上の方で戦えて楽しかった」 3年ぶり国内トップ10入り


17番で会心のティーショットを放ちドヤ顔を見せる渋野日向子。通算2アンダーの6位で大会を終えた(カメラ・今西 淳)

17番で会心のティーショットを放ちドヤ顔を見せる渋野日向子。通算2アンダーの6位で大会を終えた(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー Vポイント×SMBCレディス 最終日(23日、千葉・紫CCすみれC=6668ヤード、パー72)

 6位で出た渋野日向子(サントリー)は2バーディー、2ボギーの72で回り通算2アンダーの6位で大会を終えた。最終18番パー5をバーディーで締めると、パターを掲げて歓声に応えた。「本当に最後に決められてよかった。日本に帰ってくる度にたくさんの方に応援していただけて、初心に戻れるというか、すごい楽しかった」と笑顔がはじけた。

 日本ツアーでのトップ10入りは、2022年11月のJLPGAツアー選手権リコー杯(10位)以来となった。「久々の国内でのトップ10。2日目、3日目となかなか伸ばせなかったので悔しい気持ちはあるけど、トップ10で終えられたことはよかった。久しぶりに上の方で戦えてすごく楽しかった」と及第点を与えた。

 ともに米ツアーを主戦場にし、同じマネジメント事務所に所属する吉田優利の優勝を18番グリーンで見届けた。「本当に強い選手だなと改めて思った」と語り、「アプローチも上手。去年(米国で)なかなかうまくいかないこともあったと思うけど、本当にひたむきにずっと頑張っていた。ずっと変わらず笑顔で接してくれた。優勝する姿を見られてすごくうれしかったし、めちゃくちゃ刺激になったので、自分も頑張らないといけない」と続けた。

 次戦は27日開幕のフォード選手権(アリゾナ州)。4月にはメジャー初戦のシェブロン選手権(24~27日、テキサス州)が控える。「まずは来週しっかり予選を通過して、いいゴルフができるように頑張りたい。たくさんパワーをもらった。またメジャーも始まるし、頑張らないとですね」。ファンの声援と後輩の優勝が、また新たな力になる。

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