石川遼「まだまだ長い戦いになる」 2オーバー発進から巻き返しへ


2オーバーで第1ラウンドを終えた石川遼(カメラ・高木恵)

2オーバーで第1ラウンドを終えた石川遼(カメラ・高木恵)

◆男子プロゴルフツアー 中日クラウンズ 第1日(1日、愛知・名古屋GC和合C=6557ヤード、パー70)

 2010年大会覇者の石川遼(カシオ)は3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの2オーバー72で初日を終えた。午前7時30分に10番からスタート。前半を終える頃から風が吹き始め、和合の難易度がさらに増した。

 「風もあったし、試されているなっていうのはあった。そういった中で、いいパフォーマンスを出せなかった。難しい和合は本当にやりがいもあるし、楽しい。そこでいいものを出せなかったなっていう悔しさはある」と振り返った。

 前半11番は第2打を80センチにつけバーディー。14番は2メートル、16番で4メートルのチャンスを沈めた。3アンダーまで伸ばして迎えた18番で、第2打がグリーンをショートしボギー。「いい攻めができていたし、前半のミスは18番のセカンドだけ。あそこから立て直そうと思ったけど、1、2、3番でちょっとミスが重なっちゃったかなというところで、流れをいい方向に持っていくのは難しかった」

 370ヤードの1番パー4でティーショットをグリーン左バンカーまで持って行ったが、寄せきれずスコアを伸ばせなかった。3番では風を読み間違え、第2打がグリーンをオーバー。難しいアプローチが残り、3オン3パットのダブルボギーを喫した。「(午前組の)僕らは風が吹いていない時間が半分ぐらいあった。その中でもう少し作れたチャンスはあったと思うので、そこはすごく悔しい」と口にした。

 15年前には最終日に58をマークし大逆転優勝を飾った大会。「まだあと3日間ある。まだまだ長い戦いになるので、持ち直していけるように明日頑張りたい」と気持ちを切りかえた。午後スタートの2日目は雨予報になっている。「天気がどうなっても、与えられた条件の中で与えられたコンディションのなかで、ベストを尽くすだけ」と力を込めた。

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