
藤田さいき
◆女子プロゴルフツアー ブリヂストンレディス 第2日(23日、愛知・中京GC石野C=6642ヤード、パー72)
41位から出た藤田さいき(JBS)は6バーディー、1ボギーの67で回り、通算6アンダーと伸ばした。ホールアウトした時点では暫定首位に立ち、一気に浮上した。
15番で5メートル、16番で1メートルのパットを沈めて連続バーディー。17番でボギーを打ったが、直後の18番で「入ると思わなかった」と言う約10メートルのバーディーパットをねじ込んだ。
39歳ベテランは2週前の今季メジャー初戦、ワールドレディスサロンパスカップで2位に入った後に体調不良で緊急搬送。1週間の休養を経て復活したが、19日の検査で右の第1肋骨が骨折していたことが判明した。
万全でない状態での復帰戦となったが、初日は71、この日は67のビッグスコア。「全然大丈夫です。逆に気持ち良く振れてる。元気よくやれてる。休んでたのに思ったよりいいので、ビックリしてる」と声を弾ませた。初日は30度超えの酷暑だったが「インスタグラムで熱中症対策のアドバイスをもらった。スタートの30分前までに500ミリリットルの水分を摂りきること。昨日は経口補水液をしっかり飲んだ」と明かした。
サロンパスカップでは、申ジエ(韓国)とプレーオフの末に優勝を逃したが「プレーオフに行った記憶も曖昧だったので…」と藤田。22年の大王製紙エリエールレディス以来の優勝を狙う週末に向けて「せっかく元気になったので、残り2日は元気良く優勝争いしたい」と力を込めた。