蝉川泰果の妻でタレントの久保葵「あの勝ち方はしびれました」おそろいの勝負カラー黄色シャツ


BMW日本ツアー選手権森ビル杯で優勝し、妻の久保葵と記念撮影する蝉川

BMW日本ツアー選手権森ビル杯で優勝し、妻の久保葵と記念撮影する蝉川

 蝉川泰果(24)=アース製薬=が史上最年少のメジャー3冠を達成した。3位から出て1イーグル、4バーディー、1ボギーの66で回り、通算10アンダーで並んだ堀川未来夢(みくむ、32)=Wave Energy=とのプレーオフを1ホール目で制して大会初優勝。5年シードと賞金3000万円を獲得した。22年日本オープン、23年日本シリーズJTカップに続く3つ目のメジャー制覇を24歳148日で達成し、尾崎将司(78)の27歳248日を更新するツアー最年少記録を樹立した。

  * * *

 18番グリーン脇で蝉川の優勝を見届けると、妻でタレントの久保葵はうれし涙が止まらなかった。「あの勝ち方はしびれました。けがをして、こんなに早く優勝できるとは思ってなかった。さすがだな、(運を)持ってるなと思った」。結婚から7か月での優勝を喜んだ。

 2月に夫が肋骨を骨折。自身の地元の大阪などで病院探しに奔走し、漢方薬での治療を試した。「体が大丈夫なら、何かついてるんちゃう?」と蝉川に兵庫の佐保神社に厄払いへ向かわせたことも。常に「絶対に大丈夫」と励まし、復活を支えた。

 蝉川からの要望は「いつも笑ってくれてたらいい」。昨年から蝉川の試合に同行し、運転や洗濯などに加え、ウェアを選ぶのは妻の仕事。この日はおそろいの勝負カラーの黄色いシャツを着て、優勝トロフィーを手に満面の笑みを浮かべた。

最新のカテゴリー記事