
10番、ティーショットを放つ小祝さくら (カメラ・豊田 秀一)
◆女子プロゴルフツアー 宮里藍サントリーレディス 第1日(12日、兵庫・六甲国際GC=6558ヤード、パー72)
小祝さくら(ニトリ)が6バーディー、2ボギーの4アンダー68をマークし、好スタートを切った。「11番でボギーが先行して、しっかり取り返したいなと思いつつ、なかなかバーディーチャンスがなくてズルズル行っていた。4連続バーディーで巻き返せて良かった」とほほえんだ。
前半17番で3メートル、18番で5メートルを沈めて折り返すと、後半のスタートで会心の一打が2度続いた。「今日一番良かったのは1番。1打目と2打目ですごく完璧なショットを打つことができた」。エッジまで228ヤードの第2打を3番ウッドで5メートルに運び、イーグル逃しのバーディー。2番までに4ホール連続でスコアを伸ばし、最終9番をバーディーで締めた。
パターを前週のヨネックスレディスから、オデッセイの「Ai―ONE ジェイルバードミニ」に変えた。2週前の全米女子オープンの際に「構えた感じがしっくりこない」と感じ、帰国後に変更。「構えた感じが安心感がある。あとはライン読みと距離感だと思う」と、さらなるバーディーラッシュを見据えた。
上位2人らが出場資格を得るAIG全英女子オープン(7月31日~8月3日、ロイヤルポースコールGC)へ、「そこを目標に頑張りたい」と気合を入れて臨んだ今大会。単独30位以上なら史上13人目の生涯獲得賞金8億円突破を達成する。「毎週、毎日どうなるかなっていう感じでプレーしている」と苦笑いを浮かべつつ、練習場に直行した。