１３番、ティーショットを放つ菅沼菜々（カメラ・豊田 秀一）
◆女子プロゴルフツアー 宮里藍サントリーレディス 第１日（１２日、兵庫・六甲国際ＧＣ＝６５５８ヤード、パー７２）
ツアー通算３勝でゴルフ会の“自称アイドル”を公言する菅沼菜々（２５）＝あいおいニッセイ同和損保＝が６バーディー、ボギーなしの６アンダー、６６をマークし、２０２３年７月の楽天スーパーレディース以来となる２年ぶりの首位発進を決めた。ファンミーティング「ナナイロに染まれ」（仮タイトル）の来年１月開催を９日にＳＮＳで告知したばかり。発表祝いの勝利を目指す。
菅沼のステージがバーディーで幕を開けた。１番パー５で残り４０ヤードの第３打をピンに絡め、歓声に包まれた。「ショットは調子がいい。ノーボギーで上がれたことはすごく良かった」。最終１８番はグリーン右から１メートルに寄せてパーをセーブ。２年ぶりの首位発進を決めた。
今オフに続き、来年１月に東京・飛行船シアターでファンミーティングを開催する。「いろんな人に来てほしいし、早めに言わないと皆さん予定が入っちゃうから」と９日の告知に踏み切った。今年１月には乃木坂４６の「ジコチューで行こう！」を踊りつきで披露。「もっとなりきらないと。まだ恥じらいがあった」と反省点を口にした。
最終日の１５日は父の日だ。ツアーに同行してくれている真一さん（５６）に、昨年はオーダーメイドのスーツのチケットを贈った。「今年はまだプレゼントを買っていないので、優勝をプレゼントできたらうれしい。上位で争って楽しんでもらいたい」。ファンと家族に、今季２勝目を届ける。（高木 恵）