菅沼菜々 蛇の助言でショット復調「左腰が浮いているよ」 8アンダー上位で週末へ


10番、セカンドショットを放つ菅沼菜々  (カメラ・豊田 秀一)

10番、セカンドショットを放つ菅沼菜々 (カメラ・豊田 秀一)

◆女子プロゴルフツアー 宮里藍サントリーレディス 第2日(13日、兵庫・六甲国際GC=6558ヤード、パー72)

 首位でスタートしたツアー3勝の菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)が4バーディー、2ボギーの70で回り、通算8アンダーで第2ラウンドをホールアウトした。「今週は全然ショットの調子が以前よりいい」と納得の表情だった。

 パーを重ねて折り返すと、後半1番パー5で、残り83ヤードの第3打を1メートルに運び、スコアを動かした。2番は146ヤードの第2打を8番アイアンで2メートルにつけ、3番パー3では5番ユーティリティーを握ったティーショットを1メートルに絡めて、3連続バーディーを奪った。

 ショットの好調の理由は、蛇のお告げのおかげだった。今大会開幕前夜に夢を見た。部屋に侵入してきた巨大な蛇に追いかけられ、最後は菅沼が逃がしてあげた。その際、蛇は恩返しとも取れるアドバイスを残していった。「左腰が浮いているよ。もうちょっとドッシリ構えた方がいいよ」。初日の朝の練習場で試したところ、好感触を得た。

 3日目の14日は雨予報だが、望むところだ。「水がけっこう好きなので。少し濡れるくらいなら大丈夫」と笑顔を見せた。子供の頃から水遊びが大好きだったという菅沼は、今季の目標に複数回優勝を挙げている。

 「元々は(最終戦の)リコーに出たいっていうのがあったけど、優勝することができたので、目標を切り替えて2勝、3勝したいなとは思っている。いい位置でゴルフができるのはすごく楽しいので、いつも以上に楽しみながらやりたい」。優勝した5月のパナソニックオープンの週には、金色の蛇の夢を見た。吉兆だ。

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