石川遼 “脱・日替わり定食”で2連覇に挑む「この1年はスイングの変化なくやれている」


プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品のプロアマ戦後に取材に応じた石川遼

プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品のプロアマ戦後に取材に応じた石川遼

◆男子プロゴルフツアー プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品 プロアマ戦(25日、栃木・西那須野CC=6956ヤード、パー71)

 昨年大会覇者の石川遼(カシオ)がプロアマ戦後に取材に応じ、ジャパンゴルフツアー選手会が主催する今大会への意気込みを語った。

 3週前のメジャー、BMW日本ツアー選手権森ビル杯を16位で終えた後、2週間のオフにあてた。最初の1~2日は完全休養し「(開幕から)突っ走ってきて、疲労もだいぶあった。ガッツリ寝た。10時間? 余裕でいけます。疲れは全然ない」と笑顔を見せた。

 その後はアプローチとパットを重点的に練習。「ラフからグリーンを狙うショットは試合会場に来ないとガンガンできない。練習ラウンドなどでラフからたくさん打てた。今週は洋芝も入ってる。雨や水をふくんだ時の距離感が大事と」と見据えた。

 昨年大会は第2日で首位に立ち、2位に1打差で優勝を飾った。一方で「優勝できたから帳消しというか、うれしい(気持ちの)方が上回っているけど、もし全然勝てていなかったら、勝ててたなと思うようなミスがあった」と反省。「そこは去年から自分も課題にしていて、1年ずっと闘い、自分と向き合わないといけない部分。1年たってだいぶ良くなってきた」とかみしめた。

 2020年から、再現性を求めてトップを浅くするなどのスイングに改造に着手してきたが「この1年はここを変えたというのがないくらい、スイングの変化なくやれてる」と胸を張る。「調子を上げにいくためにこれを変える、オープンやクローズにしてみるとか、日替わり定食的なことを初めてやらなかった。それが自分の中では理想。去年くらいから、自分の中で『この型だな』という型ができた」と大きな手応えを語った。

 スイングのベースができあがったことで、その他のマネジメントやアプローチ、パターの距離感などに重点を置けている。「今はスイングじゃないところにフォーカスできるようになった」。“脱・日替わり定食”を遂げた石川が、2連覇へ挑む。

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