
ペアマッチで優勝し金沢志奈(手前)のスマホに納まる石川遼(左)ら(カメラ・今西 淳)
◇男子プロゴルフツアー リシャール・ミル・チャリティー ペアマッチ(30日、石川・能登CC=7142ヤード、パー72)
石川遼(カシオ)は開幕前日の30日、女子プロゴルファーを交えたチャリティーペアマッチに金沢志奈と組んで出場し、通算26アンダーで優勝した。29日から2日間行われた36ホールのペアマッチは、青木瀬令奈ら女子プロ16人が参加し、ギャラリーを沸かせた。
石川は「偶然だと思うのですが、石川県とゆかりのある名前同士でペアを組ませていただいて、石川県でプレーできて非常に楽しかった」と笑顔で汗をぬぐった。29日が30歳の誕生日だった金沢は「緊張した。石川プロと回れるだけでも最高の誕生日。ありがとうございました」と石川に感謝を伝えた。
今大会は能登半島地震の復興支援を目的とした新規大会で、賞金の5%を被災地支援のために寄付する。観戦は無料(事前登録制)で、会場では輪島朝市などの協力を得て新鮮な食材や名産品を販売する。石川は「大会を開催していただいているスポンサーさんに感謝。今日もたくさんの方が見に来てくれて、明日からもたくさんの方が来てくださると聞いている」と31日に開幕する4日間の戦いを楽しみにした。
1か月のオープンウィークは、ラフからのショットの精度を磨いてきた。「来られた方にとって楽しい時間になったらいいなと思う。僕らは全力でゴルフを頑張ることしかできない。ツアーの真剣さだったり、戦いの熱さだったりを生で届けられたら」。石川県で男子ツアーが開催されるのは2016年ISPSハンダグローバルカップ以来9年ぶり。当時は米国を主戦場にしていたため出場しておらず、石川が石川でのツアーに参戦するのは初めてになる。