稲森佑貴が単独首位発進…パパ初V狙う 会場に1歳半の長女が来場「癒やしになる」 KBCオーガスタ


新パターで臨んだ稲森佑貴

新パターで臨んだ稲森佑貴

◆男子プロゴルフツアー Sansan・KBCオーガスタ 第1日(28日、福岡・芥屋GC=7293ヤード、パー72)

 第1ラウンドが行われ、2年ぶり6勝目を狙う稲森佑貴(国際スポーツ振興協会)が1イーグル、6バーディー、ボギーなしの8アンダー64をマークし、昨年7月以来、1年ぶりの首位発進を決めた。

 前半の5番、6番で連続バーディーを奪うと、9番パー5は残り約270ヤードの第2打を3ウッドで7メートルに乗せ、イーグルを決めた。今週投入した新パターが好調で、後半も4バーディーと伸ばした。「ショットも悪くなく、パターもチャンスのものはだいたい入ってくれた。そのかみ合わせが合った」とかみしめた。

 妻・美穂さんと、昨年3月に誕生した第1子の長女が今季3度目の来場。家族の応援をパワーに変え、好スコアをマークした。自宅では美穂さんがまな娘をお風呂に入れて、稲森がタオルで拭いて服を着させるなど子育てに奮闘。「(会場に)来てくれると癒やしになる。(娘は)寝てますけどね」と笑みを浮かべた。

 18、20年にメジャーの日本オープンを2度制覇。22年は2勝、23年は1勝を挙げたが、昨年は勝利がなかった。父親として初、2年ぶりのVに向けて「明日もイーブンパーだと思ってやっていく。貯金があると思っていくと落としていく。攻めるところは攻めて、守るところは守る。その時の感覚で行きます」と言い切った。

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