佐久間朱莉「やっとこの位置に立てる」2か月ぶりの優勝争い 逆転4勝で女王へ加速だ


5番、ティーショットを放つ佐久間朱莉(カメラ・岩川 晋也)

5番、ティーショットを放つ佐久間朱莉(カメラ・岩川 晋也)

◆女子プロゴルフツアー 住友生命レディス東海クラシック 第2日(20日、愛知・新南愛知CC美浜C=6600ヤード、パー72)

 第2ラウンドが行われ、10位で出た佐久間朱莉(大東建託)が7バーディー、1ボギーの66をマークし、通算9アンダーでトップと1打差の3位に浮上した。「何か月ぶりだろうというくらい、いいラウンドができた。やっとこの位置に立てるうれしさもあるし、ギャラリーさんも多いので、ワクワクしている」と笑顔を見せた。

 前半にスコアを1つ伸ばして折り返すと、後半だけで5つのバーディーを奪う猛チャージを見せた。「10番からバーディーチャンスにつけることができて、後半のプレーにつながった」。残り93ヤードの第2打を3メートルに運び、流れを引き寄せた。

 4月のKKT杯バンテリンレディスでのツアー初優勝から、5月のブリヂストンレディス、6月のアースモンダミンカップと今季3勝を積み重ねてきたが、最近は納得のいかないラウンドが続いていた。3位だった7月の資生堂JAL・レディス以来の優勝争いに、ようやく加わることができた。

 唯一の複数回優勝を挙げ、メルセデスランキングでトップを走っている。「1個でも勝てたら残りの試合を気持ち的に楽にプレーできると思う。でも明日はそこまで考えずに、楽しんでプレーしたい」。逆転での4勝目を手にし、初の年間女王へ加速する。

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