
3番、神谷そらがティーショットを放つ(カメラ・岩川 晋也)
◆女子プロゴルフツアー 住友生命レディス東海クラシック 最終日(21日、愛知・新南愛知CC美浜C=6600ヤード、パー72)
トップで出た神谷そら(郵船ロジスティクス)が6バーディー、3ボギーの69で回り通算13アンダーで逃げ切り、5月のSky RKBレディスに続く今季2勝目、通算4勝目を挙げた。3勝の佐久間朱莉に次ぐ、2人目のシーズン複数回優勝者となった。
ウイニングパットを決めると、笑顔で両手を突き上げた。優勝インタビューで「今までの優勝でガッツポーズをしたことがなくて、どういうふうにガッツポーズをしたらいいかを考えた。優勝パットを決める前に考えた結果が、あのガッツポーズだった」と振り返った。
岐阜県出身の神谷にとって、準地元でのトーナメント。「多くの知り合いの方に来てもらったので、しっかり結果で恩返しすることができたのでホッツとしている」と応援に感謝した。
5、6番の連続ボギーで一時後退したが、9番でロングパットをねじ込みバーディーを奪うと、後半に伸ばして食らいついた。11番で3メートル近いチャンスをを沈めてトップを捉え、終盤までもつれたイ・ミニョン、荒木優奈との争いを制した。
これまでは「苦手意識がある大会」だった。ルーキーイヤーの2023年は熱中症でスタート前に出場をとりやめ、昨年は肘痛で第2ラウンド途中で棄権した。3年目の今季、いきなり優勝まで駆け上がった。
トップでホールアウトした第2ラウンド後には「ちょっとわけわかんないです、自分が今ここにいるのが。3日間回れたらいいなという目標だったので。多分明日はガチガチに緊張です」と話していた。