
練習ラウンドを終え笑顔を見せる佐久間朱莉 (カメラ・豊田 秀一)
◆女子プロゴルフツアー 国内メジャー第3戦 日本女子オープン 練習日(1日、兵庫・チェリーヒルズGC=6616ヤード、パー72)
メルセデス・ランキング1位の佐久間朱莉(しゅり、大東建託)が1日、練習後に取材に応じ、メジャータイトル獲得へ意気込んだ。
佐久間は「歴代優勝者も本当にすごい選手ばかり。そこに私の名前も刻みたい」と今季4勝目へ気合十分。第1、第2ラウンドは米ツアーを主戦場とする古江彩佳(富士通)と同組で回るが「アメリカツアーで戦ってる選手を間近で見られるのはすごい楽しみ。グリーン周りの技の抱負さが変わってくると思うので、近くで見て学びたい」と見据えた。
前週のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンでは、第1ラウンド中に発熱や腹痛、吐き気などに苦しみ、今季3度目の予選落ちした。「病院で検査しても原因不明で、ストレスだと思うと言われた」。消化が良いうどんを食べ続け、前夜にやっと天津飯を食べることができた。現在も薬を服用し「だいぶ落ち着いて、だんだん良くなった」と復調した。
プレー面ではアライメント(ターゲットに対する構え)が右に向いてしまい、右や左へ曲げるショットが多発した。「今週は月曜から修正できてるので、だんだん良くなってきた」と手応えを語った。
ポイントランクでは、2位の神谷そら(郵船ロジスティクス)に約196ポイント差に迫られている。今大会の優勝者には400ポイントが与えられるが、「あまり意識せずプレーしたい。年間女王だからどうこうではなく、自分が5勝を挙げたい思いで1つ1つの大会に臨んでいる。点数の差は気にせずプレーしている」。平常心で年間女王に突き進む。