
田村萌来美
◆女子プロゴルフツアー 国内メジャー第3戦 日本女子オープン 第2日(3日、兵庫・チェリーヒルズGC=6616ヤード、パー72)
第2ラウンドが行われ、17歳アマチュアの田村萌来美(もなみ、ルネサンス高3年)は16位で出て4バーディー、2ボギーの70で回り、通算6アンダーでトップと5打差の12位で決勝ラウンドに進んだ。
前半の2番パー4で「ショットが完璧だった」と第2打を1・5メートルに寄せ、3番は4メートルを沈めて2連続バーディー。7番は8メートルのスライスラインをねじ込み、8番は2メートルにつけて連続で伸ばした。オレンジ色のヘアゴム5本で束ねた長髪を振り乱し、豪快ショットを連発。日本女子オープンは初出場で「バーディーを取ると『ナイス!』と言ってくれたり、楽しいです」と喜んだ。
神奈川県出身で、5人きょうだいの末っ子。幼稚園から小学5年までサッカーに励み「守るのが好きで、選手を止めるのがおもしろい」とDFとして活躍した。父の影響で10歳でゴルフを始め、23年の神奈川県アマチュア選手権で優勝、昨年の日本女子アマチュア選手権で6位に入るなど頭角を表している。11月の最終プロテストに進んでおり「目標は一発合格。トップ通過したい」と力を込めた。
憧れの選手は、ツアー21勝の鈴木愛(セールスフォース)。「愛ちゃんは笑顔がかわいくて、パターが本当にうまい。めっちゃファンで、マジで好きです」と直筆のサインやタオル、キーホルダーなどが宝物だ。今大会に鈴木も出場しているが「試合前に集中されていると思うので、あいさつだけさせてもらいました」と笑顔を見せた。
神奈川・渋沢中時代に出場した22年スタンレーレディスは予選落ちだったが、レギュラーツアー2戦目で初の予選突破を果たした。だが、親交がある15歳アマの広吉優梨菜(福岡第一高1年)が第2Rで4位につける活躍に「2歳下なので負けたくない。ローアマを目指したい」とライバル心を燃やした。