７番をパーセーブして声援に応える仲村果乃（カメラ・今西 淳）
◆国内女子プロゴルフツアー 樋口久子・三菱電機レディス 最終日（２日、埼玉・武蔵丘ＧＣ＝６６９０ヤード、パー７２）
プロ３年目の仲村果乃（プレナス）が３打差４位で出て７バーディー、１ボギーの６６をマーク。通算１４アンダーで初優勝を最終日逆転で飾った。優勝賞金１８００万円を獲得した。
３打差４位で最終組の１つ前の組で出た仲村は、前半で２つ伸ばし、後半の１１番、１２番で連続バーディー。１５番パー５でも伸ばし、河本結（リコー）、呉佳晏（ウ・チャイェン、台湾）らとのＶ争いを制して逆転Ｖを果たした。
京都市出身の２４歳。ツアー２９勝の吉川なよ子に師事し、スキルを磨いてきた。今季は７月のミネベアミツミレディス、明治安田レディスと２戦連続で２位に入り、トップ１０が６回と実力を発揮してきた。メルセデス・ランキングは２７位で５０位以内に与えられる初シードには当確ランプが点灯する中、悲願の初優勝を手にした。
仲村は表彰式で白いチャンピオンブレザーを着て優勝トロフィーを手に満面の笑み。「すごく緊張した3日間だった。最終日にビッグスコアであがれたことはすごく成長してるんじゃないかなと思います。最終ホールをバーディーで締めることができて本当に安心しました。今回だけで満足するのではなく、これからも2勝、3勝を目指して頑張ります」と喜びを語った。
◆仲村 果乃（なかむら・かの）２００１年７月３日、京都市出身。２４歳。父の影響で１１歳からゴルフを始める。奈良育英高―龍谷大。２２年プロテストに４度目の挑戦で合格。２５年は２位が２回、トップ１０が６回。メルセデス・ランクは２７位。師匠はツアー２９勝の吉川なよ子。スポーツ歴はバレエ、空手。得意クラブはユーティリティー。名前の由来は「夏乃にしようとしたら字画が良くなかったから果乃になった」。好きな歌手はＭｒｓ． ＧＲＥＥＮ ＡＰＰＬＥ。１６２センチ、５８キロ。家族は両親と姉。