平田憲聖「一緒に頑張りたい」同学年の中島啓太と来季米ツアー 原英莉花の昇格も励みに


練習ラウンドを終えて松山英樹(左)に挨拶をする平田憲聖(右)(カメラ・岩田 大補)

練習ラウンドを終えて松山英樹(左)に挨拶をする平田憲聖(右)(カメラ・岩田 大補)

◆男子プロゴルフツアー ダンロップフェニックス 練習日(18日、宮崎・フェニックスCC=7117ヤード、パー70)

 来季米ツアーを主戦場にする平田憲聖(エレコム)は開幕2日前の18日、10番からのイン9ホールを回ってコースを確認した。2週前のACNチャンピオンシップに続く今季国内ツアー4戦目へ「調子はあまり良くないというか、調子がいい時がない。試合で尻上がりに良くなって行ければいいなと思う」と意気込みを語った。

 今季は米下部ツアー(コーンフェリーツアー)に挑み、ポイントランク15位で来季のレギュラーツアー昇格を決めた。2年前には国内賞金王を争うなど切磋琢磨を続けてきた同学年の中島啓太(フリー)が、16日に米ツアーメンバー入りを決めたばかり。「うれしかった。けっこう連絡を取り合っているので。僕が(昇格争い)終盤の時も啓太が声をかけてくれていた。決まった夜に電話をしたら『ありがとう』って言ってくれた」と自分のことのように喜んだ。

 中島は欧州ツアーのポイントランク14位でシーズンを終え、有資格者を除く上位10人に与えられる米ツアーメンバー争いで8位に入り、来季の出場権を獲得した。「レベルの高い場所で2年目で10人の枠に入ったことは本当にすごいと思う。来年一緒に頑張りたい。今年は(下部ツアーで)日本人は僕1人だった。他に日本人がいるだけで試合も楽しくなるし、それがPGAで、そこに同級生がいるというのは本当に楽しみ」と語った。

 米女子下部ツアー(エプソンツアー)からレギュラーツアーへの昇格を決めた原英莉花の存在も励みになっていた。「コーンフェリーツアーは賞金も日本と一緒ぐらいだし、円安で物価が高い米国でもなんとか生きていけた。エプソンツアーはそのへんシビアだけどレベルは高い。その中で日本人がLPGAに上がった。シーズンの途中も気にして見ていたし、僕もそのルートで上がりたいと思った」。世界最高峰の舞台で、来季も高みを目指していく。

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