
5番、ティーショットを放つ生源寺龍憲(カメラ・岩田 大補)
◆男子プロゴルフツアー ダンロップフェニックス プロアマ戦(19日、宮崎・フェニックスCC=7117ヤード、パー70)
今大会終了時の賞金ランク5位までは12月の来季米ツアー予選会に出場でき、1位は2次が免除されて最終からの受験が可能になる。2位で今週を迎えた今季2勝の生源寺龍憲(フリー)が開幕前日の19日、プロアマ戦で18ホールを回り調整した。
前週の三井住友VISA太平洋マスターズを制した金子駆大(NTPホールディングス)に逆転を許し、5月以降守ってきた1位から陥落した。「トップでファイナルから行けたらベストだったけど、セカンドからでも行って通ればいいので。今週も精いっぱい頑張ればいいかなと思っている。相手はコントロールできないので自分のやることに集中して、QT(予選会)に向けてやっていきたい」と思いを明かした。
今大会で優勝なら金子を逆転し1位に返り咲くが、かなわなかった場合は2次(2~5日)、最終(11~14日)に備えて次週のカシオワールドオープンを欠場する。「セカンドからになった場合は休んで、日程的に余裕をもって行こうと思っている」。今週が今季日本ツアー最終戦になる可能性もある。
コースは「世界基準のセッティング」を目指し、昨年から名誉トーナメントアドバイザーをつとめる青木功の監修のもと大幅に改造された。総距離は75ヤード伸びて7117ヤードに。4番がパー5からパー4になり、パー70に変更になった。「シンプルに長くなった。セカンドショットはロングアイアンばかり。(バーディーを)取れるホールでしっかり取れないといいスコアを目指せない。今週はアイアンがうまくいっていないので、アイアンの距離感が今週はキーになる」と口にした。

