米ツアー1勝の今田竜二氏がマスターズを展望「松山英樹選手はパッティングが良くなっています」5年ぶり2度目の優勝へのカギは?


米男子ゴルフ・マスターズの練習ラウンドを行った松山英樹(カメラ・星野浩司)

米男子ゴルフ・マスターズの練習ラウンドを行った松山英樹(カメラ・星野浩司)

 【オーガスタ(米ジョージア州)7日=星野浩司】男子ゴルフの今季メジャー初戦、マスターズは9日(日本時間同日夜)にオーガスタ・ナショナルGC(7565ヤード、パー72)で開幕する。2021年大会覇者の松山英樹(34)=LEXUS=は10番からの9ホールを回って調整した。13年連続15度目の出場。16年は最終日を2打差3位で臨んで7位、21年は初制覇と5年周期で優勝争いを繰り広げてきた日本のエースが、5年ぶり2度目の栄冠に挑む。TBSでラウンド解説を務めるプロゴルファー、今田竜二(49)が大会を展望した。

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 今季の松山選手は安定感があり、調子は悪くありません。前週まで8戦でトップ10が2回。特に2月のフェニックス・オープンはプレーオフで惜敗しましたが、勝ってもおかしくない好内容でした。マスターズは松山選手にとって、1年の中で1つのピークを合わせるメインイベント。今年はスイングも体調も悪くないのですごく楽しみです。

 今シーズンは何と言ってもパッティングが良くなっています。ツアーのスタッツだけ見れば14年の本格参戦後、一番いい。しっかり下半身を安定させてから打つ、松山選手本来のスタイルになっています。精度の高いアイアンショットが注目を浴びますが、松山選手の一番の強みはショートゲームだと僕は思う。5年ぶり2度目の優勝には雨やコースコンディションが鍵。優勝スコアが18~20アンダーの伸ばし合いではなく、硬く、速いグリーンで10アンダー前後の我慢合戦なら期待できると思いますね。

 初出場の片岡選手は日本ツアー屈指のパット巧者ですが、起伏の激しい癖の強いグリーンに対応できるか。今年も17番が10ヤード伸びて7565ヤードになったように、最近のオーガスタは飛距離も必要で、まずは予選通過を目指してほしいです。

 優勝候補筆頭には22、24年大会覇者の世界ランク1位のスコッティ・シェフラー(米国)を挙げます。安定感抜群で右から左へ曲がり落ちるドローも、左から右へ曲がり落ちるフェードも打ててコース適性が高い。4人目の連覇を狙うロリー・マキロイ(英国)は大会前の多くのイベントで、自分のリズムを維持できるかどうかがポイントになる。(プロゴルファー)

 ◆今田 竜二(いまだ・りゅうじ)1976年10月19日、広島県生まれ。49歳。91年に14歳で渡米。ジョージア大進学後はタイガー・ウッズ(米国)に次ぐ全米アマランク2位になった。99年にプロ転向。米下部ツアーを経て2005年から米ツアーに本格参戦。08年AT&Tクラシックで青木功、丸山茂樹に続く日本勢3人目の米ツアー優勝。同年、W杯日本代表で3位。

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