◆報知新聞社主催 ▽全日本クラブチャンピオンズ第55回報知アマゴルフ選手権第2日(21日、京都・城陽CC)
関東の仲良し優勝者コンビが実力を発揮し、浮上した。第45、48回チャンピオンの竹石要佑(38)=筑波=は3バーディー、1ボギーの70で通算1アンダー、初日の7位から2位に順位を上げた。第42回大会覇者・金浩延(46)=宇都宮=はこの日のベストスコア69で、1オーバーの4位と優勝圏に入った。首位はスコアを2つ落としたものの通算2アンダーで、最年少19歳の浅井雄一郎(有馬)が立った。
実力者2人が若手に待ったをかける。竹石は前日、起伏の激しいコースの距離感に悩み、1オーバーで首位・庄司に6打差をつけられた。選手間で「大本命」と言われている庄司がスコアを崩す中で「ショットがよかったというか、パーオンができた」と堅実なゴルフで差を縮めた。
金もホッとしたような表情だ。初日は2つのOBで4オーバーと自滅したが、「距離感の問題じゃなく、自分のミスだった。きょうの目標は、OBをしないこと。それにパターもよかった」とバーディー6個を量産して一気に1オーバーまで戻し、4位に浮上した。この日ベストスコアの69にも「OBをしなかった分だけ」とサラリと答えたのは自信の表れだろう。
プライベートでも仲のいい2人。練習ラウンドからずっと同組でプレーしてきた。「金さんと一緒にいると心強い」と弟分の竹石。最終日は今大会初めて別組でのプレーになるが、ベテラン2人が、トップを走る浅井と3位で再浮上を目指す庄司の壁になる。