表“コース内別居”も2差3位!最年長42歳24ホール「ヘロヘロです」


 ◆女子プロゴルフツアー センチュリー21レディス第2日(23日、静岡・伊豆大仁CC=6553ヤード、パー72)

 濃霧により日没サスペンデッドとなった第1ラウンド(R)の残りと第2Rが行われ、暫定8位で出た今季シード選手最年長の42歳、表純子(中部衛生検査センター)が計24ホールを回って通算4アンダーとし、首位と2打差の3位につけた。暫定首位で出た木戸愛(26)=ゼンリン=は1イーグル、3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの72で回り、6アンダーで単独首位をキープ。2012年サマンサタバサレディース以来の通算2勝目に王手をかけた。

 第1Rの残り6ホールと第2Rの計24ホールを終えた表は「もうヘロヘロです」とため息をつきながらも、表情は晴れやかだった。午前3時50分に起床し、5時前に会場入り。6時50分からの6ホールで1つ、9時半からの第2Rでも2つスコアを伸ばし、優勝争いに名乗りを上げた。

 今大会はキャディーを探していた吉田弓美子(29)=フリー=に、コンビを組む夫・広樹さん(45)をレンタルし、前田久仁子プロ(38)がバッグを担いだ。1年ぶりの“コース内別居”となったが「やっぱり(夫に)いいところを見せたいんで頑張った。『ユミちゃん(吉田)は大丈夫かな』と気になった」という。

 5月のリゾートトラストでは最終Rが強風で中止となって優勝が転がり込み、「一生言われそうなので、もう1回ちゃんと勝ちたい」と恐縮していた。今大会で単独3位以上に入れば、史上23人目の生涯獲得賞金5億円も達成する。「最後は(夫が)見に来てくれると思いますよ」と晴れ姿を思い描いた。(勝田 成紀)

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