◆米女子プロゴルフツアー国・地域別対抗戦 ＵＬインターナショナル・クラウン最終日（２４日、米イリノイ州メリット・クラブ）
５チームによる決勝のシングルス戦が行われ、日本は野村敏京（２３）＝フリー＝と渡辺彩香（２２）＝大東建託＝が勝ち、２勝２敗で４点を獲得して通算８点の５位で終えた。リオ五輪日本代表の野村は、日本代表初陣を白星で締めて本番へ弾みをつけた。米国が３勝１敗で６点を獲得し、通算１３点で初優勝。
約３週間後のリオ五輪に向けて有終の美を飾った。世界ランク２２位の野村は、同７位の韓国の梁熈英（２６）とシングルス戦で対戦。「私のパットの方がよく決まってくれた」と後半流れをつかんだ。１４番は２メートル、１５番では３メートルを沈めるバーディーで３アップ。１６番（パー５）は１０メートルに２オンさせ、またもバーディーでマッチを引き分け。格上に３アンド２で勝利した。
今大会が日本代表“デビュー戦”となった。「チーム戦だからすごく緊張した」と初日は日の丸の重圧から硬さも見られた。それでも、４日間で貴重な経験を積み「日本人からの声援ももらってすごくうれしかった」と手応え。五輪へ「日本代表として戦うけど、個人戦が好き。私に向いている」と自信を深めた。