男子ゴルフのアジアパシフィックアマチュア選手権は6日、韓国・仁川のジャック・ニクラウスGC(6457ヤード、パー72)で開幕する。5日は練習ラウンドが行われ、小斉平(こさいひら)優和(18)=茨城・日本ウェルネス高3年=ら日本勢6人が、今大会優勝者に与えられる来年4月のマスターズ出場権に向けて最終調整。平均飛距離290ヤードのドライバーを武器に8月の日本ジュニアを制した期待の星は「正直、調子は全然ダメ」としながらも「1位しか意味がない。1位を目指してやりたい」と夢舞台への切符獲得を狙う。
初出場の大西魁斗(17)=米・IMGアカデミー=は、9歳から父の仕事の影響で米国に渡り、テニスの錦織圭(26)も留学していたIMGアカデミーで腕を磨いた。「(3日目までに)最低でも首位と5打差くらいにはいたい。そしたら最終日はどうなるか分からない」とアジアの頂点を見据えた。
15年日本アマ3位の石徳俊樹(22)=大阪学院大4年=は2年連続の出場。「(大会の)レベルを知っているので、どこで(バーディーを)取らないと置いていかれるか分かる。経験を生かしていきたい」と昨年42位に終わったリベンジに燃えていた。