池田勇太、あるぞ史上初の1週間2勝!…日本オープン


 ◆男子プロゴルフツアー 国内メジャー第3戦 日本オープン第3日(15日、埼玉・狭山GC、7208ヤード=パー70)

 1打差2位の池田勇太(30)=日清食品=は松山との最終日最終組に入り、1973年のツアー制施行後初となる1週間で2勝の偉業に挑む。

 3打差8位で出た池田が6バーディー、2ボギーの66で回り、通算3アンダーで1打差の2位に浮上した。得意のアイアンショットで3メートル半、2メートル半、50センチにつけて13番から3連続バーディー。パーオン率は83・33%と松山らと並ぶ全体1位で「ショットは悪くないです」と胸を張った。

 前週のツアーワールド・カップは宋永漢(韓国)とのプレーオフが日没のため、99年の日本ツアー機構発足後初めて月曜日(10日)に持ち越された。5日間計81ホールもの激闘を制し、11日には今大会のプロアマ戦で18ホールを消化。大会前は疲労こんぱいで「4日目に向けて上げていければ」と苦笑いも、連日8時間以上の睡眠で回復に努めてきた。14年大会で優勝し、昨年は1打差2位と3年連続の最終日最終組。東北福祉大の後輩・松山との同組対決は8勝4敗4分け。「自分らしくのんびり楽しくできたら」。不屈の闘志と先輩の意地で、ツアー史上初となる1週間2勝の偉業を成し遂げる。(榎本 友一)

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