◆米男子プロゴルフツアー サンダーソンファームズ選手権最終日（３０日、米ミシシッピ州ＣＣジャクソン）
首位と３打差の１０位で出た岩田寛（３５）＝フリー＝は５バーディー、１ボギーの６８で回り、通算１５アンダーで５位。東北福祉大の後輩・松山のＨＳＢＣチャンピオンズ制覇に刺激を受け、米ツアーでは２月以来となる１ケタ順位で次戦の出場権も獲得した。６５をマークしたコディ・グリブル（２６）＝米国＝が２０アンダーで初優勝。
同週開催の米ツアーで史上初となる日本人同時優勝は逃したものの、岩田が堂々のＶ争いを演じた。スタート前に松山からＬＩＮＥで「頑張るように言われた」という。「２年くらい悪かったのが今週は良くなった」とショットに手応えをつかんで５位に入った。
初めて米ツアーを主戦場とした昨季は総合ポイントで１４６位と苦戦してシード落ち。今季は１０試合前後にしか出られないが、拠点を日本に戻す考えはなく「出られるだけ米ツアーに出る。来季はちゃんと出場権を得る」と少ない試合でポイントや賞金を稼ぐ覚悟だ。３日からラスベガスで開催されるシュライナーズホスピタル・オープンに向け「心をニュートラルにしてやる」と意欲を新たにした。