◆米女子プロゴルフ協会公式戦 TOTOジャパンクラシック最終日(6日、茨城・太平洋C美野里C、6646ヤード、パー72)
賞金ランク3位の笠りつ子(29)=京セラ=は3バーディー、1ボギーの70で回って通算7アンダーとし14位。大会前に約3283万円差だった同1位のイ・ボミ(28)=延田グループ=との差を、約3122万円差に縮めた。初の賞金女王へ「最後まで諦めない」と残り3試合での逆転を誓った。通算13アンダーでフォン・シャンシャン(27)=中国=が米ツアーで自身初となる2週連続優勝を飾った。
スコアを伸ばしきれず14位だったが、笠は笑い飛ばした。「パットが入らなかった。今週はそういう週ですね」
今大会の獲得賞金はドルで、正式な額は7日のレートで計算する。6日のレート(1ドル=103円)なら約213万円を獲得。1位・ボミとの差を約160万円縮めた。最終戦のメジャー、LPGAツアー選手権リコー杯(24日開幕・宮崎CC)のV賞金は2500万円で、最下位賞金は42万円(昨年実績)。最終戦までに1位との差を2000万円まで縮めれば、逆転が可能。「最後まで諦めない」と力を込めた。
ショットは好調。「ドライバーが安定してきたので次の試合が楽しみ」。14年はアン・ソンジュ、15年はイ・ボミと2年連続で韓国勢が賞金女王に輝いた。「日本ツアーは日本人が盛り上げたい」と語る29歳。13年の森田理香子以来、3年ぶりの日本人女王へ、力を振り絞る。(高橋 宏磁)