敏京「がんがん打った」パットで粘った3差12位


 ◆米女子プロゴルフツアー CMEツアー選手権第1日(17日、フロリダ州・ティブロンGC=6540ヤード、パー72)

 今季2勝の野村敏京(23)=フリー=は、5バーディー、2ボギーの69で回り、首位と3打差の3アンダー12位につけた。宮里美香(27)=NTTぷらら=は71で19位。横峯さくら(30)=エプソン=は72で32位。宮里藍(31)=サントリー=は76で63位と出遅れた。フォン・シャンシャン(27)=中国=が66で回り、6アンダーで首位に立った。今季最終戦の今大会は、68選手が出場し、予選落ちはない。

 野村は4番で3パットのボギーをたたくなど、序盤は「見た目よりもずっと重かった」というグリーンに苦戦した。しかし後半に入り、「がんがん打った」と対応。16番で約20メートルのバーディーパットを沈めると、17、18番は3メートルのラインを読み切って3連続バーディー。「パットに救われた」と笑みを浮かべた。

 今季は2月に米ツアー初勝利、4月に2勝目を挙げた。しかし、後半戦は8月にリオ五輪にも出場するなどスケジュールに追われ、「疲れからか、ショットが良くない。調整もできていない」と勢いが止まっていた。この日は2勝の原動力にもなったロングパットが決まり、「今はどこに行っても自信がある」と胸を張る。年間ポイントランクは9位。今大会で優勝すれば、わずかながら年間女王の可能性も残すが、「気にしない。リラックスしてやる」とりきまず戦う。

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