【日本S】武藤首位、日本プロのリベンジ!「苦しめてやります」


17番でイーグルを奪いキャディーとグータッチする武藤

17番でイーグルを奪いキャディーとグータッチする武藤

 ◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアーメジャー最終戦 日本シリーズJTカップ第1日(1日、東京・東京よみうりCC、7023ヤード=パー70)

 武藤は1イーグル、5バーディー、2ボギーの65で回り、7月のメジャー、日本プロ選手権日清カップヌードル杯以来今季2度目の首位発進を決めた。

 見せ場は535ヤードの17番パー5。残り239ヤードから3ユーティリティーでの第2打を右奥7メートルにつけてイーグル。一気に首位谷原に並んだ。

 アイアンショットがさえ渡った。パーオン率は全体1位の88・89%だ。「今日はショットは合格点。ピンを狙って打つことを心がけた。いいスタートを切ることが一番大事」と分厚い胸を張った。

 今季未勝利も5度のトップ10入りなど、賞金ランク12位で3年連続出場を果たした。日本プロでは3日目まで首位を走ったが、最終日に谷原に追いつかれてプレーオフで惜敗した。「苦しめられたので、(谷原を)苦しめてやりますよ」と武藤は不敵に笑った。7度出場で12年の2位など4度のトップ5入りと相性抜群。初のメジャーVで雪辱を果たす。(榎本 友一)