【日本S】ビリケン藤本、1差3位…大学先輩の賞金王争い「邪魔する」


初日4アンダーの3位スタートに笑顔の藤本

初日4アンダーの3位スタートに笑顔の藤本

 ◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアーメジャー最終戦 日本シリーズJTカップ第1日(1日、東京・東京よみうりCC、7023ヤード=パー70)

 13年10月のトーシントーナメント以来の3勝目を目指す藤本が1打差3位と好発進した。今大会は99年大会優勝者の細川和彦がピン位置などのセッティングを担当。「センターに切っているかと思うと傾斜がキツかったり。嫌らしいですね」。歴代王者ならではの設定を攻略した。

 東北福祉大の先輩の谷原とは、所属先と用具メーカーに加え今回の宿泊先も同じ新宿。開幕前日の30日も夕食をごちそうになり「魚メインのオシャレな店。僕みたいな田舎者にはもったいなくて、何回うまい!と言ったことか」と感謝した。

 谷原が逆転賞金王になるには優勝が最低条件。自身が優勝すると“KY”な結末になるが「じゃまするよ。おごってもらってますけど、最後に勝つ!」と強気だ。ただ、そこはかわいい後輩。すぐに「いやいや、谷さんを応援してます」と前言を撤回して照れ笑いだった。(岩崎 敦)