【日本S】小池、初出場で悪戦苦闘3オーバー最下位転落「毎日苦しいラウンドです」


2番でティーショットを放つ小池

2番でティーショットを放つ小池

 ◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアーメジャー最終戦 日本シリーズJTカップ第2日(2日、東京・東京よみうりCC、7023ヤード=パー70)

 小池一平(31)=境川CC=は3バーディー、5ボギーの72で回り、通算3オーバーとなり、最下位になった。スランプながらも、ショートアイアンは復調の兆しを見せ、「あまり形にこだわらずスコアだけ伸ばしていきたい」と巻き返しを図る。

 「毎日苦しいラウンドです」。最終18番(227ヤード、パー3)を3パットのボギーで終えた小池は、ため息と共にこの日のラウンドを振り返った。「アイアンが全然(ダメ)です。ここ5、6試合ずっとこんな感じです」。自信を持ってショットを打てず、悪戦苦闘した。

 今季初めてシード権を獲得し、ツアー優勝者や賞金ランク上位者の30人だけがプレーできる国内最終メジャーの今大会に初出場。2位になった9月のダイヤモンドカップ以降、ショットの不調は続いてるが、我慢のゴルフを心がけている。

 2つのバーディーを奪った後半は2メートル以内のバーディーチャンスを3度外すなど波に乗りきれなかった。それは「ショートアイアンは真っすぐいってくれるようになった」証しでもある。「1回ぐらいはアンダーパーで回ってみたいです。自分の状態も良くないですが、今ある力で頑張ります」。残り2日、調子が上向くことを信じ、クラブを振る。(羽田 智之)