奈紗、プロ米初戦ホールインワンあと一歩!ハーフ終え2アンダー


 ◆米女子プロゴルフツアー ピュアシルク・バハマ・クラシック第1日(26日、バハマ・パラダイス島オーシャンクラブGC)

 今季から本格参戦した畑岡奈紗(18)=森ビル=が開幕戦でハーフを終えて2アンダーと好発進。プロとしての米ツアーデビューを果たした。3番パー3でもう少しでエースの、ピン直撃のスーパーショットを放ち、初バーディー。6、7番も連続バーディーで伸ばし、前半だけで3バーディー、1ボギーとした。

 スーパールーキーがバハマの地でいきなりギャラリーを魅了した。167ヤードの3番パー3。畑岡が放ったティーショットはピンを直撃して手前に転がり、1・5メートルのチャンスを沈めて初バーディーだ。あと一歩で歴史的なホールインワンは逃したが、持ち味であるショットの正確さを発揮し、笑みがこぼれた。

 色鮮やかな海を望み、照りつける日差しの下、紫のシャツに身を包んだ18歳は緊張感あふれる表情でスタートした。2番では1打目がバンカーに入るトラブルも、何とかパーセーブ。4番でボギーを叩いたが、6、7番で連続バーディー。前半で3つのバーディーを奪い、2アンダーで折り返した。

 大会前、コースの攻略について「海がかなり近く風の影響を受けやすい。(クラブの)番手が大きく変わるので注意したい」と南国特有の風を警戒していた。昨年日本女子オープンを史上最年少で制してプロに転向。米女子ツアーの最終予選会で大半の試合に出場できる上位20人(14位)に入り、夢の舞台で戦う権利を手にした。

 オフはマレーシア合宿で体力強化。「予選を通過して4日間しっかり戦いたい」。米国の月面着陸計画に憧れた父・仁一さんに命名された「NASA」の挑戦が始まった。

最新のカテゴリー記事