マスターズ切符を獲得して成田空港に帰国した谷原秀人
男子プロゴルフの今季メジャー初戦、マスターズ（４月６日開幕・米ジョージア州オーガスタナショナルＧＣ）の出場権を獲得した谷原秀人（３８）＝国際スポーツ振興協会＝が２８日、成田空港に帰国した。
世界選手権シリーズのデル・マッチプレーでは、５日間で７試合計１１９ホールの激闘の末４位。世界ランクは４８位に上昇し、１０年ぶり２度目の夢切符を手に入れた。「今はゆっくり休みたいですね。（１０年ぶりのマスターズ出場は）もうそんなに経つんだなと。自分の成長を見てみたいですね」と、日焼けしたベテランはさすがに疲れた表情を見せた。
０７年の初出場時に予選落ちした夢舞台攻略の青写真は既に頭にある。「昔はフェードしか打てなくて、ティーショットを打たせてもらえなかった。（今回は）どれくらいの精度のティーショットで攻めていけるか楽しみですね。勝負はグリーン上だと思っているので。どれくらい（高速グリーンを）克服できるかですね」と日本屈指のパット巧者は意気込んだ。
一度帰国せずそのまま米国に居残って、マスターズに備える選択肢もあった。ただ「子供もいますし、家に帰るのが一番のリラックスなので。アメリカに居たら練習しすぎてしまうと思うし」と、１児のパパの優しい表情も浮かべた。