野村敏京、9アンダー単独首位…約1年ぶり通算3勝目目指す


 ◆米女子プロゴルフツアー テキサス・シュートアウト第2日(28日、米テキサス州ラスコリナスCC)

 9位で出た野村敏京(24)=フリー=が8バーディー、2ボギーの65で回り、通算9アンダーで2位に1打差をつけ単独首位。昨年4月のスウィンギングスカート・クラシック以来の通算3勝目を目指す。宮里美香(27)=NTTぷらら=は2オーバー61位。初日142位で最下位だった畑岡奈紗(18)=森ビル=は12オーバーの137位で予選落ち。

 自慢のパットで一気に首位を奪った。野村は後半10番で3メートルのチャンスを生かし11、13番もバーディー。15番からの3ホールは8メートル、9メートル、3メートル半を沈めて3連続バーディーだ。9アンダーで9位から単独首位に浮上し「カップが大きく見えたというより、ラインが見えた。いつもパットは自信があったが、よく入ってくれた」と自画自賛。2勝した昨季の平均パット数は全体6位で今季は同3位。名手が力を発揮し、この日は合計23パットに収めた。

 昨年7月のマラソン・クラシック初日(最終21位)以来の首位。今季は開幕戦の3位以外は最高35位と苦戦が続くが、勝てば日本人女子歴代4位の米ツアー通算3勝目となる。昨年4月のスウィンギングスカート・クラシックも第2日首位から逃げ切った。残り2日は悪天候が予想されるが「みんな同じ条件。楽しくプレーしたい」と力を込めた。

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