敏京、3勝目に王手!最終日首位は過去2戦2勝


 ◆米女子プロゴルフツアー テキサス・シュートアウト第3日(29日、米テキサス州ラスコリナスCC)

 首位から出た野村敏京(24)=フリー=は2バーディー、1ボギー、1ダブルボギーで72とスコアを落としたが通算8アンダーでトップを守り、昨年4月以来の通算3勝目に王手をかけた。最終日を首位で迎えると過去2戦2勝のデータもある。野村と2打差の2位に朴仁妃(韓国)ら3人。宮里美香(27)=NTTぷらら=は75と崩れて6オーバー58位で最終ラウンド(R)に進めなかった。

 10メートル近い風が吹きつけ、周囲が崩れる展開で野村がしぶとく首位を守った。65と伸ばした第2Rとは対照的に粘って72。「風が強かったので、守るゴルフだった」と納得の様子で話した。

 1番で4メートルのパーパットを沈め、11番パー3も打ち上げの2打目をベタピンにつける技を披露して難を逃れた。「ショットもパットも良かったので、楽しかった」と笑顔。17番はグリーンに落ちたボールが転がり池に落ちる不運なダボをたたいたが「仕方ない」と切り替え、最終ホールはパーでしのいだ。

 最終日を首位で迎えるのは過去2度あり、いずれも逃げ切りV。約1年ぶりの米ツアー3勝目へ「今日みたいに落ち着いて楽しいプレーをしたい」と気負いはない。

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