女子プロゴルフの上原彩子(33)が31日深夜、自身のブログを更新し、今季限りでの引退を表明した宮里藍(31)への思いを記した。
上原は宮里と同じ沖縄県出身でプロデビューも同じ2004年。引退を聞いときのことについて「引退の意向を本人から知らされたのは昨年の秋ごろだった。ショックな思いと寂しさがこみ上げてきたが、色々と悩んだ末の決断だったということが痛いほど伝わってきて、私にはことばがなかった」と振り返った。
出会いについてもふれ「私がゴルフを始めた小6の時です。その頃、藍ちゃんはすでにジュニアゴルフ界で大活躍をしていました。年齢は私の方が上ですが、ゴルフ界の先輩としてジュニア時代から本当に色々とお世話になりました」と感謝した。
一番の思い出として、宮里と横峯さくらと共に出場したアジア大会を挙げ、「2002年、4年に一度開催されるアジア大会に『藍、さくら、彩子』のナショナルチームのメンバーとして参戦。しっかり者の藍ちゃんは大会中、本当に頼りになる存在でした。個人では藍ちゃんが金メダル、団体では日本チームが銀メダルという成績をみんなで喜んだり、試合以外ではたくさんの面白エピソードがあったりと笑いの絶えない毎日でした。どれも大切な思い出として懐かしく思い出されます」と記した。
その上で「今ある女子ゴルフ人気は藍ちゃんの力がほんとうに大きい!その偉大な選手と一緒に戦えなくなることは、本当に寂しい。しかし、宮里藍の勇気ある決断を潔いと思う。藍ちゃんのことだから、きっと、次のステージでも藍ちゃんらしく頑張ることでしょう。私がゴルフを始めたときに同じ会場で戦い、今季も、残りの試合を同じ会場で戦えることを嬉しく思い、それと同時に感謝します。藍ちゃん私のゴルフ人生に関わってくれてありがとう」と感謝の気持ちを明かし、今季の残り試合で「藍ちゃんと同じ舞台で戦える限られた試合を楽しみながら、私もちばります。藍ちゃん、ウチナーンチュ魂で、残された試合をお互いに頑張りましょう」とエールを送っていた。