日本男女とも2年ぶり団体V逃す、関藤は自己最高68で意地…ジュニアゴルフW杯 


今大会自己最高の68で意地を見せた関藤

今大会自己最高の68で意地を見せた関藤

 ◆報知新聞社後援2017トヨタジュニアゴルフワールドカップ最終日(16日、愛知・中京GC石野C)

 日本は男女とも2年ぶりの団体戦優勝を逃した。ともに2打差の2位から出たが、アベック優勝した米国に及ばず。男子はハーフターンで2位に3打差を付け首位に立ったが、後半に逆転を許した。主将の関藤侑嗣(17)=広島・広島国際学院高3年=は今大会自己最高の68。悔しさをバネに雪辱を誓った。女子個人戦で首位から出た西村優菜(16)=大阪・大商大高2年=は75と崩れて2位に終わり涙を流した。

 スコアを5つ伸ばして迎えた16番、1メートル強の下りのパーパットがカップに蹴られ、関藤はグリーン上で驚きの表情を見せた。「勝負どころで焦って、パットを決められなかった。悔いが残る」。最終18番もボギーで5バーディー、2ボギーの68。団体戦で米国に4打及ばなかった。

 それでも「海外の選手と回って、いい経験ができた。あと一歩。もっと練習して、いつか世界一になれるように」と前を向いた。次の目標は地元開催で7月4日開幕の日本アマ(広島CC)。来春の卒業後は、オーストラリアへのゴルフ留学も視野に入れる。「今回、やっぱり英語がしゃべれないといけないと実感した」。学校の英語のテストではクラスで1、2番という秀才も、同組選手とのコミュニケーションで会話力の重要さを痛感。「ゴルフも英語もうまくなりたい」。バイリンガルゴルファーへの挑戦は続く。(岩原 正幸)

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