アン・シネ、自己最高2位発進!幸運アイテム扇子パタパタ、7番ではセクシーダンスも


6日の練習日でも扇子をあおいで涼を取った

6日の練習日でも扇子をあおいで涼を取った

 ◆女子プロゴルフツアー ニッポンハムレディス第1日(7日、北海道・アンビックス函館C上磯GC 6362ヤード  パー72)

 韓国のセクシークイーン、アン・シネ(26)=NOW ON=が7バーディー(1ボギー)を量産し、日本での自己最少となる66で、同自己最高の2位発進。ほてった体を冷やすため、扇子で仰ぐパフォーマンスを見せた7番から3連続バーディー。好調なショットにラッキーアイテムも効果を発揮し、首位と1打差。日本ツアー4戦目で初優勝を射程に捉えた。

 函館の強い日差しに照らされながら、アン・シネが上下赤のミニスカ&ノースリーブスタイルだけでなくプレーでもファンを魅了。日本11ラウンド目で最高の66をマークし「90点あげたい。思ったより早い段階でいいスコアを出せてよかった」と笑顔を振りまいた。

 6連続パーで迎えた直後、おもむろに扇子を取り出すと、優雅に仰ぎながら7番ホールまで移動した。ここから1メートル、5メートル、3メートルにピタリとつけ3連続バーディー。7番カップイン後は腰をリズミカルに揺らすセクシーダンスも初披露した。「とても暑かったので涼しくしながら、頭を落ち着かせた」と扇子効果を解説。将棋の最多連勝記録「29」を達成した中学3年の藤井聡太四段も、対局中に集中力を保つために扇子を用いるのでおなじみ。14歳棋士の存在は「知らない」(関係者)が扇子の効果は抜群だった。

 まさにラッキーアイテムだが、6月下旬に行われた前戦アース・モンダミン杯でスポンサー関係者からゲット。毎年7月上旬に福岡で行われる有名な祭り「博多祇園山笠」のデザインが施されたお気に入りだ。7番の途中で紛失するハプニングもあったが「ホテルにもう1つあるから大丈夫」とニッコリ。暑さが予想される週末も勝負所で投入する構えだ。

 前戦では、約8年間師事するオーストラリアNO1コーチのリチャード・ウッドハウス氏(34)を初めて日本ツアーに帯同させ、ショットを修正。「見てもらったことでスイングが安定した」。今年1、2月には豪州で合宿も行った。日本初参戦に向け、午前8時から午後5時まで「週6」で練習漬け。毎朝70分間、足の筋力強化と腹筋を中心に体幹を重点的に強化したが、ここへ来て「体の強さがスイングを助けている」(同コーチ)と生きてきた。

 今週は連日、地元名物のウニを食べパワーをチャージ。第2日はミント色でチェック柄のスカートを予告した。韓国ツアーで3勝しており、初優勝も狙える位置だが「欲を出さず今日のようにやりたい」と冷静に語った。(岩原 正幸)

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