藤井四段と同郷のイケメン、日大・大沢が日本アマ初V!


初優勝を挙げた日大3年の大沢

 ◆ゴルフ 日本アマチュア選手権最終日(7日、広島・広島CC八本松C)

 2位と3打差の首位で出た大沢和也(20)=日大3年=は2バーディー、4ボギーの74とスコアを落としたが、通算8アンダーで逃げ切り初優勝。史上最年少棋士で中学3年生の藤井聡太四段(14)と同じ愛知・瀬戸市出身。初のアマタイトルを手にしたイケメンは、公式戦29連勝を記録した同郷の天才ばりに勝ち続けることを誓った。

 最終18番。大沢は、外せばプレーオフとなる残り50センチのウィニングパットを丁寧に転がした。ゆっくり動き出した球はカップに吸い込まれ、1打差の8アンダーで初優勝。6、7番で1メートルのパーパットを外していたため「不安もあってかなり緊張した。とにかくうれしかった」と端正なマスクをほころばせた。

 史上最年少棋士の藤井は同郷。公式戦29連勝で世間が注目するまで存在を知らなかったが「同じ瀬戸市出身で『そうなんだ~』って。(互いの)実家も自転車で行ける距離みたい」と親近感。自身は来年の予選会を受けてプロ転向を予定。「将棋はそんなに知らない」と苦笑いしつつも「(連勝)できるように頑張りたい。来年(の日本アマ)も勝てたら」と連覇で天才棋士ばりの“連勝街道”を歩むつもりだ。

 10歳でゴルフのテレビゲームに熱中したことがきっかけでクラブを握った。今でも寮で部員と対戦する際は「自分で言うのもなんですけど、負けません」とゲーム内でも連戦連勝。アマ日本一の称号と10月の国内メジャー・日本オープンの出場権を手に入れたイケメンは「上位に食い込んで(ローアマを)目指したい」。アマ2冠に王手をかけた勢いで戦う。(浜田 洋平)

 ◆大沢 和也(おおさわ・かずや)1997年1月14日、愛知・瀬戸市生まれ。20歳。10歳からゴルフを始め、小、中学時代はサッカー部に所属。愛知・栄徳高からゴルフ部に入り、2014年中部高校選手権春季大会2位。日大に進学し、16年全日本大学対抗戦個人戦で優勝。16、17年の愛知アマで連覇。ドライバーの平均飛距離は280ヤード。得意クラブはアイアン。180センチ、68キロ。家族は両親と姉。

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