松山、4差8位浮上もショットに不安


 ◆欧州男子ゴルフツアー アイルランドオープン第2日(7日・ポートスチュワートGC)

 首位と3打差の9位で出た世界ランク2位の松山英樹(25)=LEXUS=は6バーディー、2ボギーの68で回り、通算9アンダーで4打差の8位に浮上した。63位で出た谷原秀人(38)=国際スポーツ振興協会=は7バーディー、ボギーなしのベストスコア65で回り、松山に並ぶ8位に急浮上。バンジャマン・エベール(フランス)、ダニエル・イム(米国)が13アンダーで首位。

 松山は7番でラフから残り210ヤードの第2打を2オンさせてバーディーを奪うなど9アンダー。順位を1つ上げても「フェアウェーにほとんど行っていない。1回も良いショットを打っていない」と満足していない。

 しかし、収穫もある。スタート前の練習中に強い雨に打たれ、レインウェアの着替えを何度も行う天候に「うまく対応できた」と2週後の海外メジャー・全英オープン(7月20~23日、ロイヤルバークデールGC)に似た環境を攻略。「もっと荒れてくれた方が練習にはなる」と悲願のメジャー制覇をしっかり見据えた。

 上位勢の世界ランクは11位のラーム(スペイン)以外は3ケタ。首位のエベールは254位、イムは542位と大幅に格下だ。自身の2位は今大会最上位で「状態を上げられたら楽しみな週末になる」。初出場の欧州ツアーで世界屈指の技術を見せつける。

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