17歳アマ古江彩佳、首位と3打差5位…ジュニアトーナメント勝ち抜き参戦


18番でティーショットの狙いを定める古江(左は父でキャディーの芳浩さん) 

18番でティーショットの狙いを定める古江(左は父でキャディーの芳浩さん) 

 ◆女子プロゴルフツアー 大東建託・いい部屋ネットレディス第2日(28日、山梨・鳴沢GC)

 15位から出たアマチュアの古江彩佳(17)=兵庫・滝川二高2年=が5バーディー、1ボギーの68で通算7アンダーに伸ばし、首位と3打差の5位浮上。今大会には23日のジュニアトーナメントを勝ち抜いて参戦。史上6人目のアマ優勝&プロツアー2戦目での日本人最速Vへ好位置につけた。プロ3年目でツアー未勝利の浜田茉優(21)=白山ヴィレッジGC=が単独首位に立った。

 勝、新垣ら黄金世代がプロになったこの日、2学年下でプロツアー2戦目の古江がV争いに名乗りを上げた。「セカンドショットが寄ってくれた」とチャンスを量産し、5バーディー。目土袋を手にラウンドする初々しさも見せたが「緊張しなかった」と振り返った。

 出場を勝ち取った同会場でのトーナメントを含め、19日から地元・兵庫と山梨の片道約450キロを、母・ひとみさん(47)の車で2往復半。大好きな浜崎あゆみの曲を聴き「元気が出た」と疲労も吹き飛ばした。

 Vならアマ6人目、ツアー2戦目は畑岡奈紗(4戦目)を上回り日本人最速となる。「どんどん記録を塗り替えてほしい」と願う父でキャディーの芳浩さん(48)に対し、彩佳は「あまり大きなことは…。笑って終わればいい」と冷静だった。(岩原 正幸)

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