池田勇太、中州通い効果?67で3位浮上…毎日「飲んでる」


18番、アプローチショットを放つ池田勇太

18番、アプローチショットを放つ池田勇太

 ◆男子プロゴルフツアーRIZAP・KBCオーガスタ 第2日(25日、福岡・芥屋GC、7151ヤード=パー72)

 10位で出た昨季の賞金王・池田勇太(31)=フリー=が1イーグル、4バーディー、1ボギーの67で回り、通算8アンダーの3位に浮上した。連日のプレーと中洲通い、睡眠時間の確保など“大人のマネジメント”を徹底して2009、15年大会に続く3度目の大会制覇を視界に捉えた。2位スタートでベストスコア66をマークした大堀裕次郎(25)=フリー=が、11アンダーで単独首位に立った。

 約1か月ぶりの日本ツアーで、池田がコース内外で見事な“大人のマネジメント”を徹底している。今季初優勝を射程にとらえ決勝ラウンドへ。9番パー5は残り186ヤードから6アイアンでピン左5メートルに2オン。今季初イーグルを決め「いいパットが入ってくれた。ショットも昨日よりは良かったと思います」と右拳を突き出した。

 連日、強い日差しの下、気温35度を超す酷暑でのラウンド。汗だくになりながらの消耗戦に「体調面を一番に考えながら昨日はゆっくり休んだ」と9時間半もの睡眠で回復に努めた。ただ、その一方でコース外での気分転換に「ルーチン」も欠かしていない。

 年に1度の福岡での試合。例年通り、日本有数の歓楽街・中洲に毎日繰り出している。「飲んでますよ。コースに来て、2時間くらいはアルコールくさいかな?」とジョークで報道陣を笑いに包んだ。オフに合宿も張る「大好きな街」でツアー歴代5位となる9年連続優勝をつかみ、勝利の美酒に酔う。(榎本 友一)

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