今季限りで現役引退する女子ゴルフの宮里藍(32)=サントリー=が30日、9月14日開幕の海外メジャー最終戦・エビアン選手権(フランス)を現役最後の試合にすると自身のブログで発表した。残り試合は8月31日開幕のポートランド・クラシックを含めて2戦だけ。国内最終戦は、03年にアマで優勝したミヤギテレビ杯ダンロップ女子OP(9月22日開幕)などが候補とされていたが、6月に出場したサントリーレディスで見納めとなった。
「最後の試合。」と題してブログを更新し「今は家族のサポートがとても重要でありまた自分でもそうしたい」と決断の理由を説明。全英リコー女子オープン開幕2日前の今月1日に、帯同していたコーチの父・優さん(71)が体調不良を訴えて救急搬送され、前週の米ツアーも「家族のサポート」を理由に欠場していた。
エビアン選手権はメジャー昇格前の09年に米ツアー初優勝を飾り、11年にも制した思い出深い大会。悲願のメジャーVへの最後の挑戦に向けて「温かく見守っていただけたらとても嬉しく思います」とつづった。